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新年長のためのペーパー校、ノンペーパー校の行動観察とは
2017.12.26
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新年長のためのペーパー校、ノンペーパー校の行動観察とは

1.ほとんどの私立の小学校では、行動観察と言われる分野が重視されています。
それはお行儀の良さを見るのではありません。

集団での遊びやゲームなどを通して、また、共同制作などの様子から、発想力や
人との関わり方、協調性を見られるものです。そのほかには、関わり方などで
思うようにいかなかったりした時にどうするかという問題の処理の力をみる
課題なのです。

以前は「何も使わないでできる遊びを相談して決め、それをみんなであそぶ」
という課題もあり、積極的な関わり方を見られていました。
あまりにもパターン化してきたのか最近は課題に対する様子を見られるように
なってきたようです。

暁星小学校 類似問題 5~6人チーム
クーピー、おはじき、ビー玉、ミニカー、プロックなど12種類くらいのものの
うち 1人が1種類を12個持っています。
トレイにのせてお友達に声をかけながら、1つずつ交換し、全部違うものを
集めて行きます。
1回目はうまくいかないかもしれません。これでチェックされて終了の試験も
あります。
2回目にどのように話しかけたら良いかをみんなで相談してから、もう一度
お友達と交換しながらさっきと違うものを集めていきます。
2回目の相談は早実でもよく出る出題例です。

評価のポイント

➀ テスターの指示が一度で聞くことができる
➁ 積極的に友達に関わることができ、話しかけることができる
➂ 必要な言葉を考えて言える
➃ お友達と同じものを集めた時に自分たちでなんとかすることができる

使う道具が指定される行動観察も増えてきました。

身の回りのものの使い道を柔軟に考え、上手に遊びの中に取り入れて
いけるかがポイントになります。相談は、遊びを提案するだけでなく、
きちんと相手にどうしたら良いかを自分の言葉で伝えられることが
必要になります。
言い方のパターンだけを覚えるといつもと違う場合に対応ができません。
教室でも色々な機会を与え、どうしたら良いかを考えさせ、話しかける
機会を多く作っていきます。これはご自宅では教え込んでも一人では
できません。

ぜひ、早めに、ご家庭でも意識をして言葉がけを多くして、
お子さまに自分で考えて、どうしたら良いかを説明をさせる機会を
増やしてください。
女子校も共学校も全て必要なことですので同様に考えてください。

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