成蹊小学校受験コースは長文のお話の記憶が多く集中して情報をイメージ化できるようにします。推理や構成の中で指示をきちんと聞く力、粘り強く取り組む力を育て、運動や指示行動を通し機敏に動く力を育てます。集団行動の中の制作、友達との関わりにも更に力を入れていきます。
プライベート個別レッスン
(チケット制)
日時は随時ご相談下さい。予約制です。
一人ひとりのお子さまのつまづきのポイントや目標達成を決めて内容を相談していきます
内容や期間・回数により、個別カリキュラムを作成します。
それぞれの時期により異なりますが、不得意分野や過去問題の復習、絵画、巧緻性、生活巧緻、面接練習など内容はご相談下さい
①成蹊小学校の教育の理念
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個性の尊重
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品性の陶冶
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勤労の実践
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自奮自発の精神
自ら与え、自ら学び、自ら成長する
②成蹊小学校教育で望むもの
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中村春二先生
創立者の教育観
「教育は自分自身の発達進歩のために、自ら進んで受けるべきものだという事が本当にわかりさえすれば、基礎の教育は成功である。そのためには、自学自修の習慣を確立させることが大事である」
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鍛錬主義
将来の幸福を祈るなら苦労させることが薬となる
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自分の考えを持ち、自分で進める子ども(自学自修ができる子ども)
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個性的な子どもを育てたい
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自立(する力)・連帯(する力)・創造(する力)
③受験するご家庭に望むもの
- 校名の由来を理解し、建学の精神に共鳴してくれるご家庭を望む
- 入学の試験はゴールではなくスタート。学び、成長する楽しさを知ってほしい
- 仲間を大切に、元気で健康的で「良いところは良い」と言えるようになってほしい
- 先に手を出さず、たくさん失敗させ、その中で得を物を大切にして、失敗を恐れず、好奇心豊かな子どもに育つように一緒に見守って欲しい。
④成蹊小学校受験に合格するための具体的対策
考査2日間、願書受付順に当日の集合時間がA、Bの2グループに分けられる
【1日目 ペーパーテストと運動】
午前男子
ペーパーテストと運動テスト(約2時間30~2時間)
午後女子
内容は男女により異なる
ペーパーテスト
- 校内放送とテスターの肉声と両方でテストは行われ、ここ数年、お話の記憶を含む3枚のペーパーテストです
- 「お話の記憶」は男女により問題が異なります
- 長い「お話の記憶」なので、しっかり集中して聞くことが大切です
- 図形、推理、思考、置き換えの問題が多く、複合問題を含みます
- 出題に関し、教師が一度例題を説明し、一緒にやり、答え合わせをした後に、残りの問題を時間内に行います(男女共)
難易度の高い問題で教師の肉声で行います
運動テスト
- 先生のお手本を見てから行います
- 指示行動が多く、また、機敏性を見る問題が多く出題されます
- その年により、機敏性(動)であったり、バランス(静)の年であったりするのでしっかり体幹を鍛えて置く必要があります
(最近は指示行動を含むボールの遠投、ドリブル又、かけっこが多く出題されています)
【2日目 集団テストと面接】
男女混合
10人前後のグループになる(1時間~1時間30分)
同時並行して両親面接
行動観察と制作
- 男女混合で行われます
- 意見を出し合い、工夫して制作に加われることが大切です
- 指示待ちでなく、自分の意見を伝えることができ、お友達の話を聞けることが大切です
- ルールを守ることの意識、お友達と仲良く遊べるかなどの社会性、協調性を見られます
(面接)両親面接
面接での注意点
自分で意見を伝える力
- 考査と並行して、両親面接が行われます
- 出願時に提出した「家庭調査書(面接資料)」を基に面接が行われます
- 資料は、3名の面接官が各自所持し、事前に内容はチェックされています
プリントの注意点
- 長いお話の記憶、推理、思考、構成の問題が多く、決まりをきちんと把握して考えて解く問題が多く出題されます
- 構成では、形を構成するために必要なもの、いらないものをはじめ、大きさ、角度、長さなども細かくしっかり観ることが大切になります
- 指示の約束を忘れず、最後まで集中して取り組む力が必要です
運動での注意点
連続した指示の物、持久力を見るもの(長いケンケン)、瞬発力を見るものが出題されます
出題例 運動テスト(約10人が1グループ)
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2019年度
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かけっこ、ボールの遠投、鉄棒
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2020年度〜
2024年度
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毎年かけっこ、ドリブル、ボールの遠投
- 先の事を心の中で準備する意識ある動きができるようにします
(例: ゴム段くぐりの時、身体が絶対触れないように注意する。全力で行う、等)
- 指示をしっかり聞き、体操座りで待つ時もしっかり守れるようにし、素早くメリハリのある動きができるようにします
集団テストでの注意点
①制作を含む行動観察
- 折る、切る、のり又はセロテープで止める、絵を描く、等の基本的作業ができるようにしておきましょう道具の扱いに慣れておくことが大切です
- 作業はきちんと確実にすることを意識して、取り組むようにしましょう
②集団行動観察
- お友達との相談をする場面で、声かけや提案ができても、それを決定に結び付けられません。教室でその方法を経験しておきましょう
- いつもリーダーシップを取っている子が一番良いのではありません。お友達の意見も聞き、しっかり自分の意見を持って、お友達と関われる子が望まれます
- 成蹊小学校の教育は、生まれもった個性だけでなく友達と協働作業をすることにより育つ個性を育て集国の中で切磋琢磨させる学校であると思います。
- 自分で考える子ども、人の話を聞ける子ども、他の人のことも思いやることのできる子どもを望み、集団行動を大切にしていると思います。
面接での注意点
面接においては、願書を参考にすること多いので、志望動機など、伝えたい事はしっかり具体例をあげながら、丁寧に書きましょう。
学校を理解していること、自分だけが良いのではなく、皆と仲良くできる御家庭が合格します。
ご家庭でできること
- ペーパーをたくさんやればよいのではありません。指示を聞き取ることや、考えることに時間を使ってください
- 実際の問題を始める前に、決まりの説明や練習の問題を行うことが多いので、先入観を持たずに、落ち着いて取り組み、指示に従い、しっかり確実に答えを出せるようにしておきます
- 運動は日頃から基礎的運動を必ずできるようにしておきましょう。その上で、指示行動を伴う連続運動に、対応できるようにすることが大事です( ケンケン、ケンパー、ボール運動等)
- 知識ばかりでなく、社会性、協調性を求められます。日常生活のなかで、人の話を聞き自分の主張も伝えられるようにしておきましょう
- 最近、生活巧緻も出題されるようになったことから、箸の使い方、ひも通し、干す、包むなども確認しておきましょう
【成蹊小学校受験をお考えの保護者の方へ】
以前はプリントが最重要視されていましたが、近年は難問ではありますが、プリントは2〜3枚と少なく、行動観察(制作)を含め、総合的な評価が問われています。
成蹊小学校受験の方は、3月までに年長総合クラスで4月から7月までは男子は暁星小学校受験コース(難関校コース)で、女子は女子校コースで、物の道理をしっかり理解していただきます。
その上で8月から始まる成蹊小学校受験コースで成蹊特有の観察力を見る問題、推理、思考を中心とした問題に移行していきます。
また、お友達とのコミュニケーションが取れるように会話する力、又相手の気持ちも考えてあげらるようなお子様を求めています。当教室の「8月からの成蹊小学校受験コース」では、更に、お友達同士と大人(教師)との会話は、言葉遣いが違うのだという事を理解させていきます。
外でも、大人に元気よくご挨拶でき、自分だけ良ければ良いのではなく優しい心遣いができるよう教師やお母さんの言うことをよく聞くというような”教え込まれた”お子さまが良いのではありません。
当教室の「成蹊小学校受験コース」は、プリントでも行動観察でも考えた上で「先生に勝った」とか「先生、少し待って」など自分の気持ちをしっかり言えるように、失敗した経験の中で何かを得る経験をたくさんさせていきます。
指示待ちのお子さまにならないよう、自分で考える思考力を育んでいきます。
また、運動力を上げるには、専任男性教師による、「受験体操クラス」(毎週水曜日)で、指示を聞いて、全力ですぐ動ける機敏性を付けていきます。
気力も体力もある、打たれ強い子に変化するお子さんに是非ご期待ください。