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リトルバード幼児教室
代表 棚岡玲子
幼児期の大切な時期に、幼稚園、小学校受験をすることは、きちんと我が子と向き合い、ご両親で教育方針を考える良い機会だと思います。
「どの様な環 境でどの様に育てたいかと」と、ぶれることのないご家族の原点を確立していただき、目先のみでなく将来をしっかり見据えてください。
その上で、お子さまに しっかりとした生活習慣を身につけ、日々の生活を大切にして、その中で豊かな感性や好奇心を育て、自立心を育んで欲しいと思います。
私どもは、それぞれのお子さまに合った指導を心掛け、確実に合格実績を上げている少人数制の個人塾です。毎回授業後に内容を理解していただく説明をし、質問にもしっかりお応えする時間を設け、お母様方の不安は全力で受け止めていきます。
家庭学習指導、学校相談、願書指導、面接練習も随時行います。心配事は何でもご相談いただき、お子さまに一番良い小学校受験の進め方を考えていきたいと思います。
「合格させることのできる塾」として最後まで教師一同一丸となって応援していきます。
幼児の発育
幼児の知的発育の速度は、兄弟・姉妹だとしても背が伸びる時期が違うようにそれぞれ違うものです。しかし、往々にしてご両親は、他のお子様と我が子の成長の度合いを比較してしまいがちです。成長の遅いお子様のご両親は、他のお子様に早く追いついてほしいと願ってしまいます。
ある著名な心理学者によると、子どもは7歳くらいまでは直感的思考段階という状態にあって、7歳から11歳くらいまでに具体的操作期となり論理的思考が身に付くとのことです。つまり、7歳くらいを境に徐々に思考の仕方が変化してくるというのです。
1例
①子どもの前に同数のおはじきを等間隔で2列平行に並べます。
○○○○○○
○○○○○○
[この時点で、子どもは2列が同数であることを確認できます。]
②次に子どもが見ている前で、1列のおはじきの間隔を広げてどちらの列のおはじきが多いかたずねます。
○○○○○○
○ ○ ○ ○ ○ ○
[直感的思考段階の子どもは、間隔が大きい列の方がおはじきが多いと答えます。
論理的に考えられないので外見により思考が左右されるのです。]
2例
2つの同じ大きさのコップに同じ量のミルクを入れます。
①子どもの目の前で片方を底の広いコップに移します。
②もう片方を底の狭いコップに移します。
③移したコップの中の水の量がどちらが多いかたずねます。
[具体的操作期、つまり論理的思考段階にいる子どもだけが同じだと答えます。]
[月齢にもよりますが、頭の良し悪しに関係なく、子どもはこのような問いにはなかなか答えられません。]
- 自分の子どもがどの段階にいるか認識することが必要です。子どもがどのような時期にいるかを見誤って無理矢理、解けない問題を叱ったりせず、ゆっくり理解できるよう子どもの成長を見守って欲しいと思います。
- 成長の境目を一つの峠と考えるなら、子どもの体にロープをくくりつけて、力ずくで引き上げるのではなく、多少早い時
期に自力で峠を超えられるようご両親が協力できることがあります。それは、峠の反対側から大きな声で上がってくる子どもにエールを送り呼びかけることです。具体的には積極的に子どもとコミュニケーションをとる「親子の会話」です。
しかしながら、この6~7歳くらいは就学年齢ですが、それ以前の半年前に、ちょうど小学校受験があります。最近の小学校の入試問題はこの論理的思考が身についていないと解けない問題が増えています。受験は圧倒的に、月齢が高い子どものほうが有利です。しかし、月齢が高いお子様ばかりが合格をいただけるわけではありません。
たとえ、月齢が低いお子様でも、多数合格を頂いています。それは、小学校受験に向けて、どのように準備すべきかということです。それには、日常的なご家庭での準備として、積極的に子どもとのコミュニケーションをとる「親子の会話」が非常に重要です。小さな子どもの脳は、その会話による刺激で非常に活発に働き、些細なことや毎日の積み重ねで成長に大きく差が出てくるのです。文字がまだ読めない子どもには、大切な国語力の育成のために絵本の追い読み・読み聞かせが大変効果があります。文字が読めるお子さんでも読み聞かせてあげることで絵本のイメージ化ができるようにしてほしいと思います。更に、日常生活の中で親子のコミュニケーションをとる事で、基本的な社会でのルールをしっかり話しかけて、説き聞かせるのが一番良いと思います。
最近の入試事情
最近の小学校受験における行動観察、特に指示がきちんと聞けるかどうかという問題を出す意図の一つは、社会性はもちろん、どの様な家庭に育ったか、その家庭のあり方を見られていると言っても過言ではありません。それは、子どもとの関わり方によって、問題を一人で解決する力があるか、または、子どもの依頼心の大きさを測るものだともいえるでしょう。子どもが成長する上で、自分で考え、答えを出す訓練が毎日の生活の中で必要なのです。
さて、ご家庭の準備だけで合格がいただけるかというと、それは、各ご家庭によるとしか申し上げることができません。しかしながら、一般的に言って、同じ目標の人達やコーチと一緒にゴールを目指したほうがより良い結果が出やすいのではないでしょうか。例えば、マラソンは孤独な種目と云われますが、実は、マラソンランナーは孤独ではないのです。そのマラソンランナーを支えているコーチ、スタッフ、さらには沿道の声援、それらがランナーを孤独にせず、乗り切って結果を出せるのだと思います。受験も同じことが言えると思います。ご家庭だけでは、何をどのくらい出来るようにしたら良いか、友達との関わりの指導、ご家庭の不安などを教室がしっかり受けとめ、ご家庭と教室が一緒にお子様を支えてあげるということなのです。
子どもの心
子どもは、幼児期であっても自分と他の子どもの「出来る」「出来ない」の力関係がわかります。さらには、相手に自分が好かれているかどうか、自分の存在が認知されているかどうかが分かります。私どもの教室では、必ず子どもたち全員を教師が授業の中で、何か一つそれぞれ褒めてあげるということを心がけています。「出来るようになったね、えらい!」等、一言かけてあげるだけで子どもは幸せになり、もっとがんばろうというやる気がでてくるのです。逆に、日ごろから「~が苦手ね」というような劣等感や苦手意識を芽生えさせるような言葉はかけないように子どもたちに接しています。「今日来て良かった!また来たい」とみんなが思える授業が私たちの教室の大きな目標です。
【教育図書21「合格するために幼児教室を選ぶ本」 記載】
現実は、親の願いを子どもが協力していると考えてください。
子どもの特性をつぶして良いというもので決してありませんが、子どもの負担なく受験をするという生半可なことはあり得ません。
子どもの将来のためとはいえ、受験はある時期、子どもに相当の負担を強いることになります。時には、子どもにチックの症状が出たり、嘔吐や下痢をすることもあるようです。それと伴に、いつも冷静なお母さんではいられないこともあります。「子どものため」「子どものために、無理をさせない受験を…」というのは理想ではありますが、その程度の覚悟では合格はなかなか望めません。
受験はまた、かなりのエネルギーが必要です。それは、時間でもあり、お金でもあり、生活すべてが受験に沿った生活をすることになります。「今までの生活を崩さず」という理想で合格いただいたご家庭は、ほとんど無いと言って過言では無いでしょう。以後受験の選択、家庭内でのご両親の考え方など直面する多くの問題が出てきます。お母様は受験をさせたいが、お父様が反対をしているケースもよくあります。また、反対にお父様が熱心なケースもあります。お母様あるいはお父様お1人の受験体制は精神的にも、肉体的にもつらい時期もあります。我が子の将来に対し、どんな子育てをしていくか、ご両親で改めて話し合う良い機会だと思います。
ある程度のストレスがあると開き直っていただいた上で「受験すること」が家族全体にとって「合格」だけでなくその過程が意味のあることであり、ご両親も含めて成長できるのだと思って、受験に望んで頂きたいと思います。
行動観察(自由遊び・ごっこ遊び・ゲームを含む)に対する対策として
近年、国立、私立において、関東のみならず全国的に行動観察を重視する傾向が強くなっているのが現状です。その背景にある、学校のねらいを考えてみたいと思います。
子どもたちは、数年前は、教師あるいは、他の大人の様子を気にすることが多かったように思います。ところが、今一番気にするのはお母様の気持ちや行動です。親の本音と建前をある程度、以前の子どもに比べずっと分かっているように感じます。そのせいか、無意識に親の期待、特に母親の期待に応えたいと思っており、そのため家の中でを良い子を演じてしまう傾向にあるようです。
そのせいか、子どもに自分の行動が評価されているという自覚がないと、いつも良い子を演じて、我慢しているストレスが出てしまいます。それが、母親のいない試験会場であったりすることもまれではありません。
事実、本番の試験の時グループになった初めてのお子さんとのトラブルを毎年聞きます。受験をするお子さんが、訓練されたしっかりしとした良いお子さんとは限りません。先に述べた理由等で、隣の子を叩いたり、一緒に使うよう指示された遊具やクレヨンなどの道具を貸してくれず、グループ全体が、指示行動、行動観察を見てもらえず、今まで費やしてきた月日は何だったかと残念な結果になることもあります。
近年では、幼稚園でも教師の言うことを素直に聞かない子が出ているようです。そんな学級崩壊の一歩手前のような状況は、学校が知的能力だけでなく、より、バランスの取れた子どもを欲しがるのも無理は無いと思います。以前に比べ、集団の中で、テーマを決めてそれぞれの各自の行動を見る行動観察重視の傾向は、自分以外の子どもへの思いやりや接し方にゆとりある気持ちがあるか又、自分と違う意見を持っている子どもも認めてあげられるかだと思います。
集団教育を実践する学校は、1回で支持を聞ける子を欲するのは当然ですし、人の言うことを素直に聞かない、または自己主張ばかりして何回も言わないと聞けない子は、入学してからは負担がかかるのは明白です。
その結果、5人~10人の集団行動で一つのテーマの中での行動を一人ひとり、じっくり見ていこうとなったのだと思います。
近年の傾向として自由遊び( ごっこ遊び含む)やゲームは、もちろんですが、より普段の様子のわかるテーマが多く見られるようになりました。すべて練習することは無理だと思いますが、どんな遊び課題が出ても、グループのメンバーと話し合いができ、それをまとめて、その通りに楽しく遊べる社会性を身につけることが必要です。
現在は、自分のやりたいことは主張できるが、みんなの話を聞いても譲らず、まとめることができないお子さん、黙っていて何も話せないお子さん、訓練されてきたせいか、どの場面でも同じことしか言えないお子さん、又は、皆の回りでフラフラしていて、話し合いに積極的に参加できないお子さんがほとんどです。
では、今度どのようにして、社会性を身につけさせたら良いのでしょうか。
当教室では、初めは黙って様子を見て、回数を重ね、楽しく遊ばせます。次に子ども同士の衝突の場面やまとまらないなどの場面で「して欲しくない行動」について指導をします。それは集団の中での「人との関わり合い」の指導ということです。教室でもどうしてその行動をしたのかじっくり聞いて、子どもと向き合い子どもの気持ちを理解することが必要です。「わかった!」と子どもが言っても感情が共感していないと納得していないので、行動が伴いません。何度か体感してもらうため、繰り返しいろいろなテーマを決め、グループを変えて行います。それが、年長クラス1月より開講している土曜日の行動観察クラスです。
集団の中での行動はときには、ご両親の気持ちや行動が表れてしまう場合もあります。お母様には、それがわかると思いますので、その分指示が難しいと思いますが、しっかり意識してできるだけお子さんの気持ちに共感しながら見守って欲しいと思います。
本格的に受験に取り掛かる時期を向えるに当たって
本年度の受験に向けて、友人知人から「こういう子が入るらしい」などいろいろな情報が入ってきます。それは確実なものとは限りません。しかし、まことしなやかに流れる情報に不安なお母様方は、右往左往するのです。井戸端会議的な情報を鵜呑みにせず、心配な事は一度教室に相談されることをお勧めします。教室は必要な情報を集め、適切に答えられるよう準備しています。
自分勝手な判断でなく、ご両親が自分たちで納得して出した判断をして頂くために私たちがおります。私たちはプロです。ご縁があり当教室で受験を準備されるお子さん方は、どのお子さんにも自分の子どもと同じ様に健やかな成長を願っています。どのお子さんも初めから出来ている訳ではありません。年齢的な発達と伴に子ども同士の関わり合いのなど社会性の分野を含む、バランスの取れた状態で教室と相談しながら最終的には、ご両親が望む受験をして頂きたいと思います。
そのためには、まず
①ご両親が、どの学校に入れたいのか、少しでも早めに決めていくことです。
- その学校の情報を集め、早めに受験対策ができます。
- 5月頃より小学校の説明会が始まります。早めにそれぞれの説明会に参加して、年長に関わらず、年中の頃より是非早めに検討することをお勧めします。
②直前では、第一志望校を急に変えないこと
- 途中での大手の公開テストの結果などで大丈夫かと心配な時もあるかと思いますが開き直ってデン!と構えてください。
受験準備の途中には、わからない事がわかるようになり教室に来る楽しみができたり、また、お子さんがいっぱいいっぱいになり、やりたくないと言ったり、教室へ行きたくないという時期も来るかも知れませんが、お母様は平常心で「大丈夫、今まで頑張ってきたんだから」といつも通りの生活をしてください。現実には、追い詰めてします時があるかも知れません。また、手を挙げてしまうこともあるかもしれません。追い詰めてしまうストレスを、ご両親で上手に分散して協力していくのが望ましいのですが、もし協力してもらえない時は、一人で抱え込まず、教師にいつでも相談してください。
そのために、私たちがいるのですから。
子育ては目に見えない不安なものです。その中で、早期教育をするには今、自分の子にとって何が一番大切か、又、何を優先させるべきなのかをしっかり見極める必要があります。
小学校受験は、子供の能力や資質はもちろん、それを取り巻く環境や御両親が、どの様な考え方で子育てをしてき たかを見られているといっても過言でありません。子供を通して、御家庭や御両親を見られているのです。お母様がどの位、自分の存在を認め、深く愛しているか、日頃、母子がどの様に過ごしているのか、又、何かあった時にどう対処できるかなど、過干渉せず、年齢に応じての発達している様子を見たいのだと思います。
学校の望むもの
学校はそれぞれの教育方針に従い教育活動をしています。
その教育方針の実現のために資質を持った子を望んでいます。
①心身共に健康である子(休まずに通ってこられるか)
②社会性のある子(生活や社会のルールを守れるか)
③情緒が安定している子(親の資質、家庭が円満であるか)
子供の成長過程は一人ひとり異なりますが、各学校の選抜形式で知育・運動・ 巧緻性(絵画含む)、行動観察で成長の一通過点として入試を設けているのです。
これらを確かめるためにアンケートや面接があるのだと思います。最近は文部科学省の通達により、親の学歴、 職歴などプライバシーに関する記述が少なくなった学校もあります。
又、学校の望む子を育てることのできる御家庭(御両親)であるか、学校の教育方針のもと、学校と同じ姿勢で共に歩んでいける御家庭であるかを望んでいます。家庭環境を充実させながら御両親が挨拶などお子さんの お手本となるよう生活をすることが大切です。
効率的な受験準備をする
①なぜ、小学校受験(幼稚園受験)をするのか
②どのような小学校生活を送らせたいのか
③どんな人間に育てたいのか
何をどの様に、いつ頃から、どの位やっていけば良いのかわからない方が多い事と思います。それには、改めて、 考えて文章に書き記してみて下さい。
改めて考えてみると、なかなか文章として多く語れない事があります。志望校が決まっていないならばなおさらです。 それは志望校の教育方針と家庭の教育方針の接点が明確ではないからです。早目から、我が家の教育理念 (どんな人間に育って欲しいか)と、教育方針(そのために、日頃からどの様な事を心掛けているか)を御両親で 考え、まとめておくことをおすすめします。9月になってから考えるのでは遅いのです。
それにより、志望校がだんだん決まってくるでしょう。願書の「志望理由」はもちろん、「志望理由」を聞かない学
校でも面接では、ほとんど聞かれます。受験する学校を御両親がどの位、理解しているか。又、学校の教育方針 を理解して一緒に同じ方向を見て歩んでくれる御家庭を望んでいるのです。早目の「志望理由」を考えておく 最大のメリットは、志望校対策の受験準備が他の御家庭より、早目にスタートできるということなのです。
合格実績
【私立小学校】
慶應・早稲田・成蹊・暁星・雙葉・白百合・聖心・豊明・東洋英和・女学館・立教・立教女学院・桐朋学園・光塩・ 「晃華・国立学園・成城・青山・玉川・昭和附属・星美・目黒星美・宝仙・聖学院・川村・淑徳・聖徳学園・帝京・ 文京付属・国立音大附属・東京三育・武蔵野東・開智・西武文理・さとえ・浦和ルーテル・桐蔭・湘南・洗足・ 国府台・日出・昭和学院・湘南白百合・横浜雙葉・東京文化・桐光・森村・トキワ松・聖ドミニコ・聖ヨゼフ・和光など
【国立小学校】
筑波・お茶の水・学芸大竹早・学芸大大泉・学芸大小金井・学芸大世田谷・埼玉大学附属
【幼稚園】
豊葉・白百合・英和・豊明・暁星・学習院・光塩・竹早 など