新しく小学校受験を目指すご家庭のためのアドバイス
新しく小学校受験を目指すご家庭のためのアドバイス
最近はプリントはできるようになっても、いざとなると自分の意見が言えないお子さんが多いと思います。ある程度は、面接練習として教え込んでできるかもしれませんが、新しい質問、発展問題が自分で対応出来ません。
言語力を伸ばすにはどうしたら良いか
①恥ずかしがって話せない子供
今年のお子様の中に、自宅では兄弟もいて元気なのに、人前で意見が言えない、緊張しているお子様が何人かいてお友達と関われず残念だなと感じていました。
もともと話せるはずなのに、見られると緊張する、失敗するのが嫌だと思うお子様に多いタイプです。
「どんどんお話しなさい、何をしゃべってもいいのよ」は、無理で、お子様の会話に参加する経験を増やし、子供同士の会話の中で
「わかった」「そうだね、それでいいね」と
お友達にあいづちを打つことから始めると良いでしょう。
色々なパターンで練習してお子様の思いを表現できるようにしていくと安心して答えられると思います。自信のなさも声の大きさにも現れます。答え方をその都度褒め、思いがけない質問にも焦らず、子供の話を聞いてあげると良いでしょう。自分の言葉で答えられるのは一番ですが一生懸命考えてどうしても、わからないときは「わかりません」と言え答え方もあるのだと教えておくことも教えておいても良いと思います。
②一番心配なのは一見人懐こくて、人の話を聞かず自分のペースで話すお子様です。
お母様も自分の子は人と関われていて話上手で人前で話ができるのでつい、問題ないと思ってしまっているご家庭です。会話ではなく、好きなことを喋っていることに気がつかないのです。
実際にはこのようなお子様が、先生のお話をきちんと聞けず会話が成立しないことが多く、小学校受験では一番問題となります。
対策としては
- 教室でもご家庭でもその都度、言葉がけをしてお話を聞きなさい、だけではなく
積極的に自分から耳を傾けて聴くことができるように促すことが大切です。 - お母様が話を聴いて欲しい時は、子供に対し、しっかり目を見て、子供と同じ目の高さでひと言ひと言ゆっくりと言う習慣をつけます。
- 他の人と話をしている時は子供が割り込んでくるのをたしなめて、子供がお話の腰を折ることをさせないことが大切です。
言語力を伸ばすには言われたことに対する会話のキャッチボール、
つまり、親子の対話が必要なのです。